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用語解説

遮蔽係数

遮蔽係数とは3mm厚の透明板ガラスを透過する日射の透過分と、ガラスに吸収された日射が室内側へ放出された熱量の和を1.00として表した係数です。
各種ウィンドウフィルム品番に記載される遮蔽係数は3mm厚の透明フロートガラス(1.00)に対象となるフィルムを貼り付け、ウィンドウフィルム+3mm厚透明ガラスの遮蔽係数を表した数値となります。

※6mm厚フロートガラス(0.96)や、3mm+3mm厚の複層ガラス(0.90)など、ガラス品番によってフィルム施工後の遮蔽係数が異なります。詳しくはデータシートをご確認下さい。

熱貫流率

熱貫流率とは、窓ガラスを隔てた室内外の温度差が1℃あった場合、ガラス面積1㎡あたり1時間にどれだけの熱量が通過するのかを表した数値であり、この値が小さい程、断熱性に優れていることを表しています。

日射熱取得率

日射熱取得率とは、日射熱がガラスを介して入射する熱流入の割合を表した数値であり、日射熱取得率が大きいほど日射熱を室内に取り入れることを意味します。

ガラス飛散防止効果

ガラスに加わる衝撃や地震によって飛散するガラス片を減少させる効果を示します。飛散防止フィルムは、JIS A-5759に規定される「人体衝突を想定したA法(衝撃破壊試験)と地震時の層間変位を想定したB法(層間変位破壊試験)」性能を有します。

ガラスの熱割れ

日射によって暖められた窓ガラスは膨張する性質を持ち合わせます。ガラスの中心部は日射によって早い温度上昇が発生し、ガラス膨張が始まりますが、ガラスに映りこむ影の部分やサッシ内部に存在するガラスは日射を受けることがないため、ガラスの温度上昇が遅くなり、ガラス中央部の膨張をガラス周辺部が拘束する動きが発生します。
この熱応力がガラスの許容応力を超えてしまうとガラスは割れてしまいます。この現象をガラスの熱割れといいます。
ウィンドウフィルムはガラスの熱吸収率を高める要因となる為、ガラスの熱割れを引き起こす可能性があります。ウィンドウフィルムの施工をご検討されます場合は、ソーラーガード又はソーラーガード代理店にお問合せ下さい。

※ガラスの熱割れはサッシ内部に隠れたガラスのエッジ処理不良から発生する可能性もあり、絶対的な判断はできず、参考資料としてご確認下さい。ガラス熱割れに関する保証は原則として行っておりません。

退色予防効果

※家財道具の退色要因は、紫外線40% / 可視光線25% / 日射熱25% / その他要因10%となり、ウィンドウフィルムを用いて家財道具の退色を予防する場合は、長期間に渡ってフィルムが持つ性能を維持し続けることが求められます。
特にソーラーガード スターリングシリーズは2重の紫外線カット層+日照調整機能を持ち合わせ、退色要因の多くを長期間抑えることが可能です。
※メーカー調査値

透過率(%) / 反射率(%) / 吸収率(%)

フィルム施工後の日射(暑さ)、可視光線(明るさ)、紫外線(UV)の動きを表しています。

日射 透過率:ガラスを透過する日射の割合
  吸収率:ガラスに吸収される日射の割合(この値が高い程、熱割れの危険性が高まります)
  反射率:ガラスに反射する日射の割合
可視光線 透過率:ガラスを透過する可視光線の割合(この値が高い程、暗さを感じません)
  反射率:ガラスに反射する可視光線の割合(この値が高い程、映り込みが高まります)

総太陽エネルギーカット率

ガラスが太陽エネルギーを遮った全ての割合(ガラスに反射して外へ逃げたエネルギーと、一旦ガラスに吸収され外側へ再放射されたエネルギーの割合を足した値)を示します。
各種フィルム品番がどれだけの熱をカットしてくれるのかを示す値となります。